茶髪にする染毛剤(ヘアダイ)によってアレルギーや皮膚のトラブルが続発し、医学会でも大問題になっています。平田雅彦医師によると化粧品皮膚炎患者のうち染毛剤によるアレルギー患者が短期のうちに激増し今では11%以上になっているそうです。その原因は使用成分PPDA(パラフェニレンジアミン)にあり、これが体に入って免疫システムがいったん記憶してしまうとPPDAによるアレルギーはまず一生治らないといいます。美容師が使用するゴム手袋に含まれる老化防止剤が、このPPDAと基本構造がよく似ているため同じようなアレルギーを起こす場合があるので、すぐにプラスチック製手袋に変えるべきだと警告しています。安全と見られている植物染料にもこのPPDAが混入されている場合があるので要注意です。このような危険物質を毎日取り扱っているので理容師、美容師を目指している若者達が年間1万人以上も断念せざるを得ない状況に追い込まれています。そして現在、日本の職業病のワースト1がこの染毛剤によるアレルギーとなっています。
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